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なぜ今、コモディティなのか?

 
 

  みな、コモディティ商品の事を忘れていた
 
投資経験のある方なら、「一つの籠にすべての卵を入れてはならない」と言う言葉を聞いたことがあるはず。多くの籠を用意して、卵を分散して入れておけば、間違って一つの籠を落としても、割れる卵は少なくて済む。つまりお金も様々な市場、手段に複数投じることでリスクを最小限に抑えつつ、期待リターンを追及できるというわけです。

そんなの当たり前だ!と言われるかもしれませんが、これは「現代ポートフォリオ理論」の根幹部分で、ノーベル経済学賞を受賞した立派な研究結果に基づいています。

 
しかし不思議な事に、分散投資をきちっと実行できている人も、大半の人は世界各国の株式と債券に分散するだけ、一部の人は不動産(もしくは不動産投資信託)にも投資するのがせいぜいです。

ではどうして「コモディティ商品」にも分散投資しないのでしょうか? それが不思議です。理由を考えると、いくつかあります。


 @そもそもコモディティ商品など価格が低迷している投資先の代表格だと思っていた
 A商品への投資は「非常にリスキーだ」との認識が強い
 B商品はそれ自体が価値を生むわけではないので、ゼロサムゲームの色合いが濃い
 Cコモディティ商品に投資できる金融商品がほとんど無かった


これらの理由にまとめる事ができるのではないでしょうか?

大半の人が@に該当すると思います。管理人はこれに、Bが加わって、今まで投資をしてきませんでした。

Aについては、株以上にレバレッジを効かせて投資するのが、商品先物取引です。これに手を出して身ぐるみ剥がされた人は過去、多数います。が、実はもっと身近な所に、もっとリスキーでハイレバレッジ無投資が有ります。

そう、外貨FXですね。ごく普通の人も最近は手を出す人が多くなりましたが、これで財産を失った人も、非常に多い事を忘れてはならないでしょう。

そして、FXはゼロサムゲームの代表格です。為替取引自体、何の価値も生みませんから、究極のゼロサムです。

たしかにコモディティ商品への投資は、たとえば金やプラチナの現物資産を保有しても、それ自体が増えるわけではありませんから、完璧にゼロサムゲーム的な色合いが濃いのは確かです。

しかし、
FXでもスワップ目的(いわゆる金利めあて)にレバレッジを抑えて取引する長期投資家が案外いらっしゃるのと同様、コモディティ商品への投資も長期に保有し、分配金を確保するスタイルであれば、より投資が安定したものになるはずです


そして最後に、最近はコモディティ商品への投資機会が大変多くなってきました。ようやく一般の投資家も気軽に、コモディティ商品に投資できる時代になったと言えます。

 


  コモディティ商品は株式や債券と連動性が無いのがポイント
 
下記は、コモディティETFの、iシェアーズS&P GSCIコモディティインデックストラストの値動き、及び同じく米国株式向けETFと、債券向けETFの値動きの推移です。2006年当時を100とした時にどのように値動きしたかが分かります。



見ていただくと分かる通り、株式と債券に対し、連動性が無いのが分かります。(もっと長期に見ると右の図の通り)

コモディティと株式の相関従来、株と債券は比較的異なった値動きをする事が知られていました。が、例えばなんらかのバブル崩壊などが有ると、かつて日本でも起こったように、株式、債券、為替のトリプル安に見舞われ、保有資産がすべて値下がりする事態に追い込まれます。

現在のサブプライムローン問題(不動産バブルと証券化バブルの同時崩壊)のようなメガトン級のバブル崩壊が起きている米国で、まさにそんな事態が進行しつつあります。

こういった、特に株式が落ち込む時に、現物資産の代表格であるコモディティ商品に資産が逃避し、価格が上昇するのです。

これは過去130年間の調査でも判明しているようです。およそ18年周期で、トレンドが株式に移ったり、商品に移ったりするそうで、大きなトレンドとしては、2000年ころから、商品の価格が上昇を始めています。


 (⇒次:インフレの時代が到来した!へ)

  
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